「襖の美を蘇らせる！プロ直伝のワックス仕上げテクニック」

2025年8月27日 2025年8月27日 ogawatatami

襖掃除の仕上げワックス：木部の保護と美観維持術

襖は日本の伝統的な建具として、多くの家庭で使用されています。特に大掃除の時期には、襖の手入れを忘れずに行いましょう。襖掃除の仕上げにワックスを使用することで、木部を保護し、美しさを長く保つことができます。

まず、襖掃除の準備として以下の道具を用意しましょう：
- 柔らかい布
- 中性洗剤
- ぬるま湯
- 木部用ワックス
- ワックス塗布用の布

襖を掃除する前に、室内の換気を十分に行い、作業しやすい環境を整えることが大切です。

襖の清掃は以下の手順で行います：

1. 襖の表面のほこりを、柔らかい布で丁寧に拭き取ります。
2. 中性洗剤をぬるま湯で薄め、布に含ませて襖全体を拭きます。
3. きれいな水で濡らした布で、洗剤を丁寧に拭き取ります。
4. 乾いた布で水分を拭き取り、完全に乾燥させます。

特に大掃除の際は、襖の枠や溝にたまったほこりや汚れも忘れずに清掃しましょう。これらの部分は見落としがちですが、清潔に保つことで襖の動きをスムーズにし、カビの発生を防ぐことができます。

清掃が終わったら、木部用ワックスを塗布して仕上げます。ワックスは木部を保護し、美しい光沢を与えるだけでなく、汚れが付きにくくなるというメリットもあります。

ワックスの塗布手順：
1. ワックスを塗布用の布に適量取ります。
2. 木目に沿って、均一に薄くワックスを塗ります。
3. 10分ほど乾燥させます。
4. 乾いた布で余分なワックスを拭き取り、艶を出します。

ワックスを塗る際は、襖紙（ふすまがみ）に付着しないよう注意しましょう。襖紙にワックスが付くと、シミになる可能性があります。

大掃除の時期に合わせて襖のワックスがけを行うことで、年間を通じて美しい状態を保つことができます。また、定期的なメンテナンスにより、襖の寿命を延ばすことも可能です。

襖の手入れは、日本の伝統的な住まいの美しさを保つ重要な作業です。大掃除の機会に、ぜひ襖のワックスがけを試してみてください。美しく手入れされた襖は、和の空間に清々しさと品格を与えてくれるでしょう。