11月12日〜16日まで霞ヶ関の農林水産省「消費者の部屋」にて【「和の空間」でおもてなし〜伝統ある和の文化 お茶・畳・和装の紹介〜】が開催されています。その中の11月12・13日限定で畳の手縫い実演をさせていただきました。
ご来場してくださったお客様は、皆さんイグサに大変興味を持ってくれていました。
実家が岡山や広島など、かつてイグサの産地として有名だった地域の方もいらっしゃり、イグサの収穫や泥染めの工程など懐かしそうにお話ししてくださいました。
今回このイベントに声をかけてくれた北区の「(有)八巻畳工業」の八巻社長。
私が熊本に毎年行くきっかけを作ってくれた人でもあります。
2人で熊本のイグサ農家の吉田さんのところへ刈取りや苗作りの手伝いに行くようになってから今年で5年目。今では手伝える作業も増え、一緒に行く仲間も増え、僕たちのイグサに対する知識や愛情も増えました。
今回、農林水産省での手縫い実演の中でも、畳の価格がなぜ違うのか、国産と外国産は何が違うのか、という説明はもちろんのこと、私たちが経験している作業や農業のこと、イグサ農家さんのことを時間の許す限り、多くの方に知っていただくことができたかなと思います。
場所が農林水産省ということもあり畳床(たたみどこ)に使用している稲わらに関しても詳しい方も多く、こちらも勉強になりました!
い草関連では、イナダ食品さんの「食べられるいぐさのお箸、畳味」やいぐさを使用したスイーツにいぐさ工芸品も展示されています。
八巻くん、農水省の担当者の皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました。