「5日で5000枚の約束。」

災害時に何か支援したいと思っても、すぐにはできないものです。

「私ひとりだけがやってみたところで…」
「かえって迷惑、失礼になるのではないだろうか…」

そんなふうに思われたことはないでしょうか。

ニュースで流れる、
避難所となった体育館の冷たい板の間での様子を見ながら
私たちは複雑な気持ちになります。
畳屋としてなんとかしたい。
どこからか声がかかるのを待つのではなく。どうしてほしいと言われる前に。

“5000枚の約束。”は、そんな想いを共有する畳店のネットワークです。
「約束の枚数」を増やしながら、自治体等との連携も図っていきます。

「いざというときには、これだけの仲間がいます。いつまでにこれだけのことをやります」
そんな、前もっての約束と仕組みがあれば、「畳屋としての想い」も実現するはずです。

前もっての仕組みは作れても、
災害は必ずしも想定どおりではありません。

そんなときに、土地勘があり、被災された方々との繋がりも深い地元の畳店が動きます。
全国の仲間から畳を受け取る体制を作り、実際に避難所まで運びます。
必要とされる場所へ、必要な枚数を、できるだけ迅速に届けるために。

届けたあとも避難所を訪問し(閉鎖されるまで定期的に)、
快適に使っていただけているかの確認とケアもします。

届けて、受け取り、必要とされる場所へ運び、使っていただく。
全国にメンバーが存在する畳店のネットワークだからこその、支援のカタチだと考えています。

(HPから抜粋)

 

「5日で5000枚の約束。」

地元・足立区との約束。

2015年11月に足立区役所にて締結式を行いました。


締結式の様子

当日は、プロジェクトメンバーや代表にもご参加いただき、また、この協定を区と結ぶにあたりご尽力くださった地元の同級生区議、伊藤のぶゆきさんにも駆けつけていただくことができました。

足立区の近藤やよい区長はこのプロジェクトに高い関心を持っておられました。

大きな人口がいらっしゃる都市として、また避難者を受け入れられる可能性が高い都市として、いろんな対応を考えられていらっしゃいました。 私達畳店にできることは限られていますが、「お互いにできることをやっていきましょう。」とおっしゃっていただき、この連携にも前向きに取り組んでいただきました。 もちろんあってはならないことですが、もしもの時に備えてこの協定が形骸化しないよう、近しい関係づくりをしていければと思います。

足立区で有事の際にはこの防災協定がきっと区民の皆様のお役に立てると思います。

災害は起きないに越したことはありませんが、その備えだけは十分にしたいものです。

協定締結後は、年に一度開催されている足立区の総合防災訓練に参加させていただいております。舎人公園などでPR活動や小学校での防災訓練など、地域の方と共に備えをしています。



防災訓練の様子

当店は足立区との窓口畳店としての活動の他に2016年3月より関東地区広報も兼任しています。

現在、足立区では当店を含め7店が「5日で5000枚の約束。」プロジェクトに参加しています。

足立区長と

総参加畳店数510
お届けできる畳の枚数 6459

2020年7月現在

5日で5000枚の約束。
「災害時に、全国の畳店から避難所に新しい畳を届けるプロジェクト」
http://tataminoyakusoku.net/