こんにちは!「畳替えをしたいなと思った時に」シリーズも第3弾になりました!!
今回は、「畳ってどんな種類があるの?」と題して、取扱商材が多い小川畳店で施工できる畳表の種類について詳しくお伝えしていきたいと思います。
当店で主に取り扱っている畳表を大まかに分けると、国産イグサの畳表・ダイケンの和紙表・セキスイの樹脂表・第3世代の畳「ReFace」・その他の畳表になります。
まずは、国産イグサの畳表から詳しく書きたいと思います。
当店のHPやチラシなどに載っている価格表は、主にこの国産イグサの畳表の価格です。
国産イグサの畳表は、皆さんがよく知る「畳といえばコレ!」という日本伝統の畳です。新しいうちはイグサの香りがして、色も青々としています。年数が経つとだんだん飴色に変化し、使い方によっては、ささくれができたり、穴が開いたりしてしまいます。
当店の国産イグサの畳表は、1畳¥7,000ほどから¥30,000を超えるものまで様々な種類をご用意しております。では、なぜこんなにも価格に幅があるのでしょうか。
イグサは農作物なので、お米と同じように田んぼで作られています。そして同じ田んぼから収穫したイグサでも、短いイグサもあれば長いイグサもあります。短いイグサは根元の白い部分から先端の茶色の部分までを使わないと長さが足りず、畳表に織ることができません。それに比べて長いイグサは、根本や先端を使わずに真ん中の綺麗な緑色の部分だけを使用して畳表に織ることができます。長いイグサの畳表の方が見た目も美しく、耐久性のある畳表ができます。1度に収穫できるイグサの中から140cm以上のイグサだけを選りすぐっているため、価格も高くなります。
そして、農家さんによって使う肥料が違えば、除草剤や農薬などをどれくらい使用しているかなどの違いも出てきますし、刈り取ったイグサを保護するための泥染めと言う工程があるのですが、その泥の配合、成分なども農家さんによって異なります。ということで、農家さんによって、どれだけ手間暇をかけているか、どんな肥料を使いどんな育て方をしているのか、どんな特徴のイグサなのかなどによって、価格に違いが出てくるというわけなのです。
例えば、野菜も有機栽培や鎌倉野菜、京野菜などが少し高めだったり、小さめや育ちすぎなど規格外となる野菜が安かったりしますよね。
他にも、天然ならではの色味(イグサは根元が白く、先に向かってだんだんと緑が濃くなります)を活かして市松柄に織った畳表や、天然のイグサに撥水加工を施したウォータージュエリーという水を弾く畳表もあります。
アパートのオーナー様向けのアパート用の国産イグサの畳もあります。
国産イグサの畳表は、種類がとても多いので価格もお手頃な物からお茶室に使用されるような高級畳表まであるということです。
当店の1番人気の国産畳表は、店主がイグサ刈りや苗づくりに行っている熊本県八代市のイグサ農家・吉田さんの1番草で織られた畳表です。吉田さんのイグサは、イグサ農家初の【特別栽培農産物】に認定されたイグサです。【特別栽培農産物】とは、化学合成農薬、化学肥料ともにその地域のレベルの5割以下の使用で栽培した農作物であると、農林水産省の厳しいガイドラインをクリアしたことを認定するものです。吉田さんは、これだけではなく、残留農薬検査を毎年行い、『赤ちゃんが舐めても安心・安全な畳』を作り続けています。その吉田さんの畳表を仕入れることができるのは、全国で9軒の畳店しかいません。その内の1軒が当店です。ぜひ、天然の畳がお好きな方は、1度、吉田さんの1番草の畳の上で日々の生活を送っていただけたらと思っております!
国産イグサの畳表は、こんなお客様へオススメです。
・天然素材が好き!・イグサの香りが好き!・畳が好き!・和室にお布団を敷いて寝ている方・今まで天然の畳で過ごしてきて特に何の問題もない方・ハイハイやよちよち歩きのお子さんがいる方・丁寧な暮らしをしている方、したい方・和が好きな方など
国産イグサの畳表は、畳縁で様々なデザインを楽しめるのも特徴です。当店では畳縁も常時200種類以上をご用意。シックなお部屋、和モダンなお部屋、子供部屋、和洋折衷なお部屋、アジアンテイストなどなど。ぜひあなただけの組み合わせで、素敵なお部屋に変身させてください。
以上、国産イグサの畳表でした。
和紙表・樹脂表・ReFace・他については、次のブログで・・・